不動産相続で必ずおさえておきたい5つのポイント
所詮お金に縁のない人間がグチッているだけ‥‥と言われそうですが、有り余るほどのお金を持っていても結局はなんだかんだと揉める元だし、かと言ってあまり蓄えが無いのも不安、ましてや遺産の配分をめぐって起こる肉親同士の争いなど、論外です。
不動産が絡むと話はなおさら厄介に!
昔のような家督相続が廃止された今日では、たとえ長兄といえども何の権利も持たないため兄弟間で大きなトラブルに発展する場合があり、相続登記もできず放置されている不動産がたくさんあると言います。
とはいえ私たちの行く手には「高齢者人口の増大」という大きなテーマが立ちはだかります。
かつては「よそ吹く風」とまったく意に介さなかった「相続」の問題も今や他人事ではなくなりつつあり、そろそろ不動産相続に関心を持つ時がやってきたようです。
そこで前々から関心があった方のために、不動産相続にまつわる5つのポイントを書き出してみました。頭の片隅にでも置いて頂ければ、いつか役立つときがあるかも知れません。
これだけおさえておきましょう!
1.相続財産の把握
取りあえずは、受け継ぐ不動産の実態を掴むことが何よりも優先されます。それでなくても「日本の相続財産に占める土地の割合は約7割」と言われ、相続税の増税が始まれば対象者が増えるのは必至です。
2.不動産評価をチェック
相続する不動産の評価も余すことなくバッチリ押さえ、それにかかる税金が難なく支払えるなら心配は無用です。ただ、相続したものが現金でない場合にはかかる税金をどこかで捻出し「相続破産」だけは避けましょう。
3.相続税の申告
そうでなくても時間は非情です。アッという間に過ぎ去るものだからこそ、「相続発生から10カ月以内の申告義務」を考えると事前の準備は欠かせません。
4.相続税対策
どうしても「増税」の二文字が手かせ足かせとなるようなら「納める税金をどう安く抑えるか」、つまり節税対策として「110万円の控除」「相続時精算課税制度」といった制度を上手に利用します。
5.話し合いの場をもつ
最後の決め手はやはり「人間関係」、よって名義変更や売買などの発生に伴い「大人の話し合い」に徹する努力が必要です。
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